所属している経営者の勉強会「八丁堀勉強会」の街歩きで、北品川を散策したのは数ヶ月前のことです。
その際に訪れた日本ペイント「明治記念館」の展示内容がとても良かったので、訪問記として書いておきたいと思いました。
この施設は東京都品川区南品川4丁目の日本ペイントの工場内にあり、入館は無料ですが、日本ペイントへの事前の入館申請が必要です(2016年6月時点)。
明治42年に建てられて、我が国最古の油・ワニス工場ということで、洋式建造物としての風格も十分です。
展示は、当時の製造工程や製造用具をはじめとして、内国勧業博覧会ゆかりの品など、日本ペイントの前身である光明社のことだけではなく、国産ペイントの歴史を辿る内容でとても興味深かったです。
しかしそれ以上に強い印象を持ったのは、特約店との関係を記した文章。
特約店との関係を明記した基本指針は、いかに日本ペイント社が協力会社を大事にしてきたか伺い知ることができます。
日本初の国産ペンキを生み出した気概もさることながら、理念やビジョンという企業の骨子が、早い段階から確立されている。
このことは、改めて企業の成長に必須なものが何かということに答えを与えていると感じました。
街歩きのメンバー達といろいろな意見交換も楽しい1日でした。