新年あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
私事になりますが、年始にGoogle中国の元社長である李開復氏とSF作家・陳楸帆氏による『AI 2041 ― 人工知能が変える20年後の未来』(文藝春秋)を読みました。
本書はAIがさらに高度に発展し、日常生活に深く溶け込んだ20年後の世界を舞台にした、10の短編小説と解説で構成されています。
印象的だったのは、描かれている未来が「遠い将来」ではなく、数年後の延長線上に見えたことです。
それだけAIの進化は私たちの想像以上のスピードで進んでいると感じました。

一方で、技術の陳腐化のスピードも加速しており、昨年、海外のいくつかの展示会で目にした新サービスが、すでに当たり前になっている現状もあります。
ソリューションは数多くあり、またあらゆる分野でAI活用の選択肢が増えている。
その中で今後ますます重要になるのは「どのソリューションを使うか」以上に、その前提となる「適切な問いを立てられているか」だと考えています。
- AI活用は、短期の効率化か、長期の競争力強化につながっているか
- AI時代に、自社が発信すべき情報の軸は何か
- 変化を受け入れる領域と、守るべき領域はどこか
こうした問いによる考えや行動の違いが、次の成長段階につながるかどうかを分けているのではないでしょうか。
その中で、私たちが常に立ち返るべき問いが、「AIにできること」と「人間だからこそできること」だと思います。
現場の空気や状況、前提条件を五感で受け止めながら積み重ねてきた経験や、信頼関係の中で築かれる人と人とのつながりは、現時点でもAIが代替できない領域です。
弊社フラットコードでは、ツールや手法ありきではなく、こうした問いの整理を起点に、情報発信やコミュニケーション設計の支援を行ってきました。
自社にとっての「問い」や、情報発信の整理、またそれをどのように形にするかについて、 ご相談をいただく機会も増えています。
本年も、現場視点を大切にしながら、皆さまとともに考え、整理し、形にする支援を続けていきたいと考えています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。