BtoCのマーケティング手法はBtoBに応用ができるか?

BtoCのマーケティング手法を、BtoBセミナーでお話ししていると、たまに

それは一般消費者向けの内容なので、われわれ法人向けの商売には使えないよ・・・

というコメントをいただくことがあります。

両者のマーケティング・営業プロセスは当然差異があるので、片方の手法をまったくそのままストレートに、もう片方に展開できることは稀で、そのこと自体は異論はありません。

しかし共通の部分も多く、手法としてうまくアレンジして取り入れることができる部分もあると考えます。

その1つがツカミを前面に出した感情マーケティングの手法です。

ちなみに営業先を「法人」という漠然としたものではなく、特定部署の担当者・決裁者ということで考えると、当たり前ですがその方々も感情を持つ一個人です。

一個人だからこそ、ロボットのように仕様だけで機械的に購入先を決めるのではなく、個人的に抱く感情を、判断基準の1つにする面も否定できないと思います。

感情マーケティングは、この「感情」にフォーカスされたマーケティング手法ということでも、数多くの事例が紹介されており、また色々書くことができます。

いずれにせよターゲット顧客を漠然とした「法人」としてとらえると、全てのマーケティング手法も漠然としてきてしまうので、注意が必要と考えます。

BtoCマーケティングで気を引く事例があったら、BtoBの自社にどのように展開できるか考えると、さまざまなヒントが得られることと思います。