2016年への想い(新年の抱負です)

ここでは、わたしが新年にどのようなことを考え、行動していこうと思っているのか、経営者としてまた個人として、その想いをお伝えします。

◆新しく変えていくもの

いうまでもなく中小企業は経営者のあり方と会社の姿が直結しています。

改革的な社長であれば、会社も革新的ですし、その逆もしかり。

つまり、変化の激しい時代に変えていくべきは、会社という漠然としたものではなく、経営者自身のはずです。

では自分を変えていくためにはどうすればよいのでしょうか?

突然、OSの入れ替えのようにドラスティックに自分の意識を変えられる人はほんの一握りでしょう。

わたしもタイプ的にイケイケなベンチャー社長ではまったくなく、明日からガラリと自分を変えられるタイプではありません。

そのような自分が考えているやり方は、替えやすい日常のちょっとした「行動」、そして「習慣」から変えていくことです。

通勤路(自転車や歩きで通勤しています)、ランチのお店、買い物をするところ、立ち寄るカフェ、仲間との連絡手段、始業前にすること、終業後に出かけるところなどなど・・・

簡単に変えられるところは色々あり、アイデアが浮かびます。

この延長上で、サービス内容や営業・マーケティング手法、ターゲットとするクライアント像・・・等、実際の業務でも次々と変えるところが見つかりそうです。

この「行動と習慣」なのですが、松井秀喜選手が星稜高校野球部の恩師・山下智茂監督から贈られた言葉で次のようなものがあります。

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

日常的なことから変えていくことができなければ、業務、経営方針、社長自身・・・何もかわりません。

そのために、心と行動そして習慣からまず変えていこうと思います。

◆頑固に守っていくもの

では変えることの正反対として、頑固に守っていくものとは何なのでしょうか?

ここでは経営理念を語るまえに、公私とも共通で、経営理念の上に位置する、自分のココロの中の、「内なる思い」を挙げたいと思います。

そしてこれらを頑固に守り、大事にしていこうと思います。

ただ、この「内なる思い」が、文字通り本当に内から湧き上がってきているものなのか、単に一時的に揺り動かされたものなのかは、大きな違いがあります。

「内なる思い」とは、直感と近いのですが、本当に自分は何ものなのか?残り短い時間で何をしたいのか。そのような根源的な問いかけの答えです。

そのために、次章で伝える心・技・体を磨くことを忘れないように留意します。

そして経営していく中で感じる違和感、そして幸福感を大事にして、戦略を立案していきます。

◆経営者の心・技・体を磨くとは

あらゆる経営戦略の立案における大前提として、下記2つの正確な現状把握は必須条件です。

・ 自社を取り巻く社会環境
・ 自社の強み・弱み・経営リソース

この認識がずれていると、前提条件がそもそも狂っているため、何をやっても上手くいかないのではと思います。

というか、上記の正確の認識こそが、最重要な経営課題と考えます。

では、そのためには何を心がけたら良いのか。それこそがタイトルの「心・技・体」を磨くことなのですが、具体的に考えていることを書きます。

1.現場に首を突っ込む

これだけ変化が早ければ、経営者が現場から離れることは、大勢を見失う大きなリスクに直結していると思います。

といっても、当社くらいの小規模な会社であれば、経営者がプレイングマネジャーであることは、めずらしくもなくむしろ当たり前。

大事なことは、ポジションを兼務して守備範囲を広げることだけではなく、現場に入らないと得られない情報を掴むということです。

この情報を得る形としては、現場の人から直接、話しを聞くことを最重視したいと思います。

業界関係者、クライアント、協力会社、社内スタッフ、これから付き合いのはじまりそうな人・・・あらゆる立場の方と直接、深い話をする機会を増やそうと思っています。

2.自然の中に身を置くこと+運動

心身のコンディションが悪いと、同じ出来事が起こっても受け取り方が全く違います。
またその結果、対処がおかしくなることも、誰もが経験していることと思います。

若い時は、自分自身のコンディションなど気にすることもなかったです。

しかし、そうも言ってられない年齢。意識的に体+心のチューニングを考えていきたいです。

また経験的に、自然の中に長い時間、身を置くと、思わぬヒラメキやアイデアが湧くことがあります。そのような効能(?)も含め、自然環境に浸ることと運動は続けていこうと思います。

3.考えること

経営者が考えることを放棄したら終わりです。また当社は企画の仕事なので、新しい発想が常に必要とされる訳ですが・・・

忙しいと、意外に考えているようで、見ているだけだったり作業しているだけだったり、今までのパターンに載っけるだけなどになりがちです。

ここで考えるということは、「本質を見抜く」ことと同義語です。

あるソーシャルメディアが流行っているなら、なぜ流行っているのかを考えると様々な理由が考えられます。手軽さがウケたのか、発信者のプロフィールが充実しているからよいのか、新機能の評価が高いのか・・・

答えを模索する中で、「本質を見抜く」ことを極めていきたいと思います。

クライアントに対しての情報発信のサポートも、どのような形がもっとも訴求力が高いのかの検討も含め、日常のあらゆるシーンにおいても考え抜いて本質を見抜くことを重視したいと思います。

ともあれ新年どうぞよろしくお願いいたします。

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