2018年新入社員歓迎会@清水建設でスピーチをした

わたしが株式会社フラットコードを創業する前のかなり昔の話しですが、東京都立大学(現 首都大学東京)の建築工学科を卒業後に新卒入社した清水建設には、育ててもらい大変お世話になりました。

その清水建設に今年2018年の春も首都大学東京から4名の新入社員を迎えることになり、東京都立大学ならびに首都大学東京出身の清水建設現役・OB社員による40名近くの歓迎会に出席してきました。

研究室の先輩にも久しぶりにお会いできて嬉しい限りです。
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今年は4人の新入社員が全員女性でした。これも時代の流れでしょうか。

女性に評価されない会社より評価される会社の方があらゆる可能性を秘めていると思うので、その意味でも良い採用活動の結果かと思いました。

ところで昨年も阿部はOB代表の1人として、新入社員にスピーチさせていただいたのですが、今年もご指名を受け(!)、再び皆さんの前でスピーチしました。
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お伝えした趣旨は・・・

  • 清水建設は長い社歴の中で信頼を培ってきた
  • 信頼は金では買えない
  • 信頼は継続した誠実なコミュニケーションの中で初めて得られるもの
  • 新入社員の皆さんは、自らの行動について「信頼を得ることにつながるのか、失うことにつながるのか」を判断基準として欲しい
  • 同時にお客様、協力会社、上司、同僚から信頼されることを大切にすべき
  • それが会社の発展と若い皆さんの将来につながる

2次会では新入社員から若手の工事長まで多くの人とじっくり話しをしたのですが、皆さん大学の後輩という贔屓目を除いたとしても、仕事に対しての姿勢や自分の考えをしっかり述べる点等々、とにかく優秀な社員という印象です。

このような優秀な社員を1万人以上も抱えていれば、そりゃ清水建設が売上高1兆5000億円を越すのも納得という感じです。

以下の印象は去年の新入社員歓迎会時に感じたことと重複するのですが・・・

清水建設の新入社員の優秀さこそ、われわれ中小企業の経営者の前に立ちはだかる共通の課題が浮き彫りになっています。
それは優秀な人材の獲得です。

清水建設に代表される大企業が就活学生に提示できる魅力は山のようにあります。

その一方で、われわれ中小企業は、大企業を超えるどんな魅力を提供できるのしょうか。それはもちろん会社によって異なり一概には言えません。

しかし、その魅力作りを真剣に考え続け高めていかなければ、優秀な人材を獲得することは難しく、実りある企業を創り上げることは不可能です。

そんなことを色々考えた貴重な一時でした。新入社員の後輩の皆さんの活躍を祈っております。