中小企業のクラウドストレージ選定のポイント

4月のクラウドストレージについての記事は、なぜ社内サーバーではなく、クラウドストレージが必要なのか、という内容でした。

きょうは、中小企業ならではの、クラウドストレージ選定のポイントをお伝えしようと思います。

ちなみに、クラウドストレージ導入の前に、もし社内のPCのハードディスクがHDDならば、この機会にSSDに変更しておくことをオススメします。

なぜなら、クラウドストレージを導入の際に、PCとクラウドストレージ間で大容量のファイル同期が導入時も運用時も必要となることが多いのですが、

その際にPCのハードディスクをSSDにしておくと、データ転送速度が極めて高速のため、同期時間の劇的な短縮が実現できるからです。

SSD化による業務効率化は、当社の経験でもかなり大きかったと感じます。

さて、クラウドストレージの選定では、下記のことがポイントとなるかと思います。

 

1.正式契約前にお試しアカウントを利用できる

社内のセキュリティ運用その他の理由から、導入したものの、実際は利用できないというケースも珍しくはありません。また機能や使い勝手を検証するためにも、実際に触って動かしてみることが必要です。そのため、正式導入の前にトライアル利用が可能なことは大事なポイントです。

2.転送速度が速く、複数人数での利用において動作が重くならない

冒頭のSSD化についても述べましたが、転送速度が速いことや、複数人数での利用においては、業務効率の向上に直結します。従来のファイルサーバーと比較してパフォーマンスが落ちないということも必要な要件です。

3.社外とのデータ共有においてセキュリティの問題がない

ここでいう「社外」とは、協力会社や取引先のような社外のユーザーに加えて、自宅などでテレワークをする社員も含まれます。ファイル共有にあたっての柔軟な権限の付与や、プロジェクト終了時や社員の退職時に、簡単にアクセス権限を外せる管理機能の使い勝手の良さが求められます。

ちなみに当社では色々な選定の結果、Dropbox Businessを使用しています。クラウドサービスの仕様は、非常に変化が早いので、最新の情報は各サービスの公式サイトで確認することをお勧めします。

Dropbox Businessについては、当社は販売代理店もしておりますので、トライアル発行も可能です。ご希望の法人企業の方はご連絡ください。

クラウドストレージの導入プロセスについては、当ブログの過去記事をご参照ください。
中小企業のテレワークの導入プロセスについて(クラウドストレージ編)