公開中の映画「マイ・インターン」に心動かされた理由

いま公開中のアメリカ映画「マイ・インターン」を見てきました。

これは急成長のファッションECサイトを運営する若き女性ベンチャー経営者(アン・ハサウェイ)と、会社の社会貢献活動の一環として雇われたシニアのインターン(ロバート・デ・ニーロ)が主人公の物語です。

オフィス風景、NYの街並み、主人公のファッション全て雰囲気が良い。

あらゆる世代から支持される映画作りになっているところが印象的でした。
myyinter

最近のアメリカ映画を見て感じるのは、とにかく脚本作りがうまいこと。

何てことない小さなシーンが積み重なって、ストーリーが実に厚みが出ている印象です。

ところでこの映画が評価されるのは、その脚本の良さと、アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロという圧倒的な存在感のある俳優を起用したことに加え、さらにもっと上の大きな理由があると感じました。

それは

この映画のベースに流れている、シニアと女性を応援する視線です。

あらゆるエピソードが、その視点で語られています。

シニアそして女性が一生懸命取り組むことに、仕事であれ恋愛であれ、映画製作者として暖かい共感を寄せていることに、見ているわれわれが引き込まれるのです。

自分の会社であるフラットコードの経営も、ベースとなる核こそが何よりも重要であると、映画を見ながら考えていました。

余韻を残るラストも絶品で、極上の爽快感で映画館を後にしました。

ベンチャー経営者の方が見ても十分楽しめると思うのでおすすめです。