沖縄出張時におすすめ立ち寄りスポット2025

今回のリゾテック展示会を含め、沖縄に出張する方も今後は増えていくことと思います。ここでは阿部が沖縄本島で印象に残った場所をご紹介します。いずれもその土地の特色や魅力を実感できる場所ばかりです。時間があればぜひ立ち寄ってみてください。※掲載内容は昨年時点の情報です。最新の状況については公式サイト等でご確認ください。

対馬丸記念館

戦後80年を迎えた今年の夏、両陛下と愛子さまが訪問されたことで大きく報じられたのが記憶に新しいことと思います。那覇市にあるこの施設は、1944年に日本本土への学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦の攻撃で撃沈され、学童や乗組員、引率者を含む約1,500名近くが犠牲となった「対馬丸事件」を後世に伝えるために設立された戦争記念館です。館内では対馬丸の航路や撃沈の経緯を示す映像や模型、子どもたちの遺品、証言映像などの展示があります。

ひめゆり平和祈念資料館

沖縄戦で亡くなった「ひめゆり学徒隊」の少女たちの体験を伝え追悼するこの施設は、那覇市の南に位置する糸満市にあります。館内には当時の写真や遺品、証言映像が展示されており、看護活動に従事した少女たちの日常と最期の記録を見ることができます。また、実際に避難壕(ガマ)を再現した空間があり、来館者は献花をして祈りを捧げることができます。なお献花用の花は入口で購入できます。

これらの施設は、平和や生かされていることが決して当たり前でないことを強く実感させ、新たな行動へのきっかけを与えてくれます。若手社員を中心とした人材育成の場としても有意義だと感じます。

一方、自然体験型のおすすめスポットとしては

ビオスの丘

沖縄本島中部・うるま市にある自然体験テーマパークで、湖を巡る観賞舟や水牛車の乗車、南国の花々に囲まれた散策路など、出張中だからこそ得られる「癒やし」と「気づき」の時間を体験できます。特に湖水観賞舟では、都心では味わえない静けさと迫力を五感で感じられ、オンラインでは得られないリアルな体験価値を再認識できる場所です。(那覇市からは少し距離があります。車で1時間くらい)

備瀬のフクギ並木

沖縄本島北部・本部町にある備瀬のフクギ並木は、人気観光地「美ら海水族館」から車で約5分の場所にあります。約2万本のフクギが生い茂る道は、木漏れ日のトンネルのように続き、沖縄の原風景を体感できます。出張や研修の合間に立ち寄れば、静けさの中で気分をリセットできる癒やしのスポットです。

ガンガラーの谷

那覇市から車で約30分、南城市にある自然と歴史の洞窟テーマパークです。数十万年前に鍾乳洞が崩れてできた谷間を歩きながら、亜熱帯の森や巨大ガジュマルに囲まれた神秘的な空間を探検できます。専門ガイドによるツアー形式で、旧石器時代の遺跡「港川人」ゆかりの洞窟も見学可能。自然と太古のロマンを同時に感じられる、出張中の学びと刺激に満ちた体験スポットです。

斎場御嶽(セーファウタキ)

沖縄本島南部・南城市にある世界文化遺産で、琉球王国最高の聖地とされる祈りの場です。緑深い森の中に巨石が連なる神聖な空間が広がり、古くから神々を迎える祭祀が行われてきました。今も静かに祈りを捧げる人々が訪れ、沖縄の精神文化と自然の調和を肌で感じられる、出張中の心を整える場としてもおすすめです。

これらの3つのエリアは、都心では味わえない雄大な自然環境でもあります。非日常の空間に身を置くことで、企業として地域や環境とどう関わり、貢献していくかを見つめ直すきっかけとなります。

なお昨年秋に訪れた際、斎場御嶽の近くでは南城市による自動運転バスの実証実験が行われていました。本年度の実施状況は未確認ですが、地方観光地における先進的な取り組みの一例としてご紹介します。

最後に食事処として

ジャッキーステーキハウス

アメリカ統治下の時代、1953年創業の那覇市内にある老舗ステーキハウス。英語と日本語が飛び交う店内には当時のアメリカ文化が色濃く残ります。ボリューム満点のステーキを手頃な価格で楽しめ、創業当初のメニューや認定証も展示。グルメとしてはもちろん、出張の合間に戦後沖縄の歴史や文化を肌で感じられる一軒です。

古民家の宿・お食事処 ちゃんや~

伝統的な琉球建築様式の古民家の雰囲気も味わえる宿泊施設併設の食事処。やんばる島豚あぐーを味わえます。美ら海水族館やフクギ並木などの観光名所から車で5分程度と立地も良く、出張中でも沖縄の伝統と食文化を体感できる一軒です。

Cafe ichara (カフェ イチャラ)

沖縄の中部、国頭郡本部町にある隠れ家的な「森カフェ」。ウッドデッキの開放感が素晴らしく、森林浴とグルメが同時に楽しめます。サラダとピザがとても美味しかったです。近年オープンした沖縄の新しいテーマパーク「ジャングリア沖縄」から車で約10分と、出張中の立ち寄りにも最適です。

国際通り屋台村・界隈の飲食店

那覇市内だと定番の国際通り界隈の飲食店。屋台村のような雰囲気も味わえるところから、島唄ライブを楽しめるところまで多彩なお店が揃っているのでハシゴするのも楽しいと思います。どのお店も「海ぶどう」の鮮度と美味しさは現地ならでした。帰京するのに那覇空港を使う方が大半だと思うので、最終日の夜の過ごし方にぴったりだと思います。

プライベート旅行だと他にも数多くの場所やアクティビティも多くあるのですが、ここで紹介したのは出張にもふさわしいスポットです。いずれも首都圏では味わえない体験や学びがあり、現地ならではの魅力を実感できる場所ばかりです。時間があればぜひ足を延ばしてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社フラットコード代表取締役。「コミュニケーションの支援を通して、人と人をつなげ、未来を築く」をパーパスとして掲げ、企業・団体の「強みや魅力」を必要な方に伝える広報・マーケティング支援を国内外に展開。

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