今回のリゾテック展示会に合わせ、帰京前に現地を巡る予定のある方へ、阿部が過去に訪れて印象に残った場所をご紹介します。いずれも訪れて良かったと感じた場所ですので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください。
対馬丸記念館
戦後80年を迎えた今年の夏、両陛下と愛子さまが訪問されたことで大きく報じられたのが記憶に新しいことと思います。那覇市にあるこの施設は、1944年に日本本土への学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦の攻撃で撃沈され、学童や乗組員、引率者を含む約1,500名近くが犠牲となった「対馬丸事件」を後世に伝えるために設立された戦争記念館です。館内では対馬丸の航路や撃沈の経緯を示す映像や模型、子どもたちの遺品、証言映像などの展示があります。


ひめゆり平和祈念資料館
沖縄戦で亡くなった「ひめゆり学徒隊」の少女たちの体験を伝え追悼するこの施設は、那覇市の南に位置する糸満市にあります。館内には当時の写真や遺品、証言映像が展示されており、看護活動に従事した少女たちの日常と最期の記録を見ることができます。また、実際に避難壕(ガマ)を再現した空間があり来館者は献花をして祈りを捧げることができます。なお献花用の花は入口で購入できます。


これらの施設は、平和が決して当たり前ではないこと、ならびに命の尊さを伝えていて、若手を中心とする社員教育の場としても大変有意義だと感じます。
一方、自然体験型のおすすめスポットとしては
ビオスの丘
沖縄本島中部・うるま市にある自然体験テーマパークで、湖を巡る観賞舟や水牛車の乗車、南国の花々に囲まれた散策路など、日常では得られない自然の息づかいを感じながら癒やしと気づきの体験を得られます。特に湖水観賞舟は都心のテーマパークでは味わえない静けさと迫力で、五感で感じる体験がオンラインとどう違うかも改めて気づける場となっています。(那覇市からは少し距離があります。車で1時間くらい)

ガンガラーの谷
那覇市から車で約30分、南城市にある自然と歴史の洞窟テーマパークです。数十万年前に鍾乳洞が崩れてできた谷間を歩き、亜熱帯の森や巨大ガジュマルに囲まれた神秘的な空間を探検できます。専門ガイドによるツアー形式で、旧石器時代の遺跡「港川人」ゆかりの洞窟も見学可能。自然と太古のロマンを同時に感じられる特別な体験ができます。

斎場御嶽(セーファウタキ)
沖縄本島南部・南城市にある世界文化遺産で、琉球王国最高の聖地とされる祈りの場です。緑深い森の中に巨石が連なる神聖な空間が広がり、古くから神々を迎える祭祀が行われてきました。今も多くの人が静かに祈りを捧げ、沖縄の信仰と自然の調和を感じられる特別な場所です。

これら3つは、都心では味わえない雄大な自然空間でもあります。非日常の環境に身を置くことで、企業として地域や環境にどう貢献できるかを改めて考えさせられます。
最後に食事処として
ジャッキーステーキハウス
アメリカ統治下の時代、1953年創業の那覇市内にある老舗ステーキハウス。英語と日本語が混在する店内は、当時のアメリカ文化が色濃く残る独特の雰囲気。リーズナブルな価格とボリュームたっぷりのステーキが人気で多くの客で賑わっています。創業当初のメニューや認定証も飾られ、グルメ堪能に加えて沖縄の戦後文化を感じられる一軒です。

古民家の宿・お食事処 ちゃんや~
伝統的な琉球建築様式の古民家の雰囲気も味わえる宿泊施設併設の食事処。やんばる島豚あぐーが食べれます。美ら海水族館やフクギ並木などの観光名所から車で5分の立地です。

Cafe ichara (カフェ イチャラ)
沖縄の中部、国頭郡本部町にある隠れ家的な「森カフェ」。ウッドデッキの開放感が素晴らしく、森林浴とグルメが同時に楽しめます。サラダとピザがとても美味しかったです。近年オープンした沖縄の新しいテーマパーク「ジャングリア沖縄」から車で10分程度です。

国際通り屋台村・界隈の飲食店
那覇市内だと定番の国際通り界隈の飲食店。屋台村のような雰囲気も味わえるところから、島唄ライブを楽しめるところまで多彩なお店が揃っているのでハシゴするのも楽しいと思います。どのお店も「海ぶどう」の鮮度と美味しさは現地ならでした。帰京するのに那覇空港を使う方が大半だと思うので、最終日の夜の過ごし方にぴったりだと思います。


プライベートで行く旅行だと他にも数多くのスポット・アクティビティがあるのですが、ここで紹介するのは出張や企業研修にもふさわしいところと感じます。いずれも首都圏では味わえない魅力があるところばかりなので、ぜひ足を延ばして体験してみてください。