私たちが気づかない視点から、想像以上の形にしてくれる。フラットコードさんの強みを一言で言うなら、実行力だと思います
稲荷鬼王神社
宮司 大久保 直倫(おおくぼ なおとも)様(写真中央)
「稲荷鬼王神社」は、2026年4月に公式サイトを新しくリリース。宮司の大久保直倫様とフラットコードの二人三脚で作り上げたホームページは、参拝者の皆さまにも喜んでいただけているそうです。立ち上げにあたりどのような点を考慮し、構成を決定したのか、公開後の思いがけない変化など、大久保宮司にお聞きしました。
ホームページを神社運営に生かすために
―まず、稲荷鬼王神社様の由緒や特色について教えてください。
当社は稲荷神社と鬼王神社が江戸時代に合祀された神社です。「鬼王」は鬼の王様と同じ力を持つ神様という意味でいただいた名前で、この名を今に伝える神社は全国でも当社だけと言われています。厄除け・災難除け、そして願い事を叶える諸願成就の神様として親しんでいただいています。
―今回、ホームページを開設されるにあたり、以前は情報発信でどのような課題がありましたか。
正直、私自身は何が課題かもよく分かっていませんでした。現場で対応している家内から、インターネットでの発信が必要だという話は聞いていました。実際、行事や御朱印、授与品について同じ内容の問い合わせが電話で何度も入り、その都度対応で業務が止まってしまうことがありました。大きな行事の前などは特に多く、電話が鳴るたびに手を止めなければならない状態で、ホームページに情報が載っていると知っていただくだけでも違うはずだと感じていました。
―数あるWeb制作会社の中から、フラットコードを選ばれた決め手は何だったでしょうか。
阿部社長の熱意です。それに尽きます。他社は「いくらです、何ページです」という画一的な提案が中心でしたが、フラットコードさんは実際手掛けられている神社様の事例を熱意とともに話してくださった上で、「この稲荷鬼王神社だからこそ、可能なこととそのモデル」を考えてくださいました。
―制作の過程で、印象に残っているエピソードはありますか。
私たちが思いもしなかった切り口のご提案をいただいたことです。境内をイラストマップで紹介するなど、想像していたものよりも、そのご提案はずっと「斜め上」を行くものでした。何が分からないかも分からない私たちにきちんと寄り添いながら、その方向性を示してくださり、本当にありがたかったです。
―ホームページを立ち上げるにあたり、どのようなサイトにしたいというご要望がありましたか。
見てくださった方に、境内をぐるっと回るような感覚で神社の魅力をくまなく感じていただきたいという思いがありました。基本情報をしっかり載せることも大切にしていました。難しい要望というより、なんとなくのイメージしか持っていなかったのですが、そこをうまく汲み取っていただけたと思います。
―神社ならではの特殊性という点で、こだわった部分はありますか。
神社の「物語」をご提案いただいたことです。当初、私はホームページというもの自体、深くは考えていなかったのですが、提案いただく中で、由緒や歴史の中にあったものがきちんと形になって見えてきました。出来上がったものは、私たちが思っていた以上のものでした。
―写真にもこだわりがあったそうですね。
実は当初、わたしの写真は絶対に使わないつもりでいました。
しかし、打ち合わせを重ねる中で、「現代の人は、祈るということを忘れてしまっているのではないか。だからこそ、祈る姿と、境内を掃き清め、神様に奉仕する姿だけは写真で伝えたい」という話になり、最終的にその写真を掲載することにしました。
このページをご覧になった方が、一人でも「祈る」ということを思い出し、祈る姿勢を持っていただけたら嬉しいですね。

―御朱印を求めて参拝される方も多いそうですね。
最近は海外から来られる方も増え、御朱印帳を持って参拝してくださいます。地方の神社では、その土地ならではのモチーフを御朱印に取り入れて、それが参拝のきっかけになっているという話も聞きます。当社は立地に恵まれている分、まだそこまで踏み込んではいませんが、こうした発信の可能性についても感じているところです。
ホームページ新規立ち上げの効果
―完成したサイトをご覧になっていかがでしたか。
自分でも想像していなかったほどのものができたと感じました。実は、同じ仕事をしている他の神社に所属する先輩の宮司から、お褒めの連絡をいただきました。それは、本当に嬉しかったですね。自己満足ではなく、第三者から認めていただけたのだと感じました。
―参拝者の方からの反応に変化はありましたか。
氏子地域ではない遠方の方が、知人に神社を勧める際「ホームページがあるので安心して紹介できる」と言ってくださるようになりました。御朱印や授与品について「詳しく知りたいのですが」というメールでのお問い合わせも実際に届くようになりました。神社への電話は少し緊張するという方も多いようで、メールのほうが問い合わせやすいという声も聞きます。

―神社の運営や地域とのコミュニケーションに、良い影響はありましたか。
ホームページを見てお参りに来られた方から声をかけていただき、親近感を持っていただけたと感じます。当社は新聞や雑誌で紹介いただく機会が多いのですが、公式サイトがあることで、皆さんが安心して足を運んでくださるようになりました。新着情報では大祓いなどの行事も随時お知らせしていて、これは私自身もコンテンツづくりに協力しています。SNSとはまた違う、公式サイトならではの信頼につながっていると思います。
―今後、フラットコードに期待することを教えてください。
これまでと同じように、私たちの視点にはない提案を、ホームページに限らず持ってきていただきたいです。看板の活用や映像での発信など、ホームページ以外の面でのご提案もいただいていますが、予算の都合ですぐには即断できないこともあります。それでも、こちらの立場を理解した上で提案してくださる信頼できる相手なので、これからどんな提案をいただけるか楽しみにしています。
―最後に、依頼を迷っている神社様や企業様へメッセージをお願いします。
迷っているなら、まずは一度提案を聞いてみることをお勧めします。自分たちでは気づかない視点から、依頼する側の立場も理解した上で提案してくださいます。「これくらいしかできない」と思い込まず、資料を出してみれば、想像以上の可能性を見つけてくださるはずです。家内からも、最初の対応から他社とは全く違ったと申しております。フラットコードさんの強みを一言で言うなら、実行力。形にする力、想像以上の形にしてくれる力です。ぜひ一歩踏み出してみてください。

PROFILE
稲荷鬼王神社様
江戸時代に稲荷神社と鬼王神社が合祀して創建された、歌舞伎町の一角に鎮座する神社。「鬼王」の名を今に伝える神社は全国でも同社のみと言われる。厄除け・災難除け、願い事を叶える諸願成就の神様として親しまれている。 所在地:東京都新宿区

プロジェクトの概要
従来は公式Webサイトを持たず、SNSによる発信のみであったため、行事や御朱印および授与品等について同様な電話問い合わせが繰り返し入り、対応に追われてしまうという課題があった。宗教法人においても情報開示のニーズが高まる中、フラットコードにホームページの新規制作を依頼。新サイトのリリース後は、神社に関する詳細案内の閲覧 また参拝者が知人への神社紹介がしやすくなったほか、フォームを使った問い合わせも増加している。
Webサイトはこちら(https://www.kiou-jinja.or.jp/)


