NFT/広報・マーケティング研究会 第一回開催報告

川崎市産業振興財団主催の「新分野・新技術支援研究会(略称NFT)」における分科会、「広報・マーケティング研究会」のコーディネーターを、今年度(平成27年)担当させていただくことになりました。

その第1回目の勉強会が先週の6月26日(金)の18時より開催され、川崎市内の経営者を中心とする10数名の方々に出席いただき、「広報の基本と各種メディア」というテーマで、2時間お話しさせていただきました。
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今回は
・今日の広報・マーケティングのトレンド
・アナログならびにITの各種メディア
・顧客リスト管理方法とメルマガへの連動事例
・新規客獲得用のホームページとはどのような作りか
・今日の検索エンジン対策(SEO)のトレンド
・年間の広報・マーケティング予定表作成(ワーク)

を中心に、実際の事例をご披露つつ進行していきました。

今回、強調したのは、次の2点です。

1.メディアを複合的に組み合わせ活用する

メディアミックス(media mix)という言葉・考え方自体は、別に新しいものではありません。しかし今なお「アナログメディアかITメディアか」、「自社メディア(オウンドメディア)か他社メディアか」、「従来型ホームページかソーシャルメディア」か、二者択一の発想をしている方も多いと思います。

もちろん社内のリソースが大きく不足していたり、ターゲットとするユーザーにリーチするメディアが限定されている場合に、むやみに活用メディアの幅を広げるのは得策でない場合も多いでしょう。

しかし、その一方で、幅を広げた結果、新しい顧客との接点が生まれたり、既存顧客との関係性が強まった成功事例も、多くの方が持っているかと思います。

大事なのは、常に複数メディアを活用することをイメージし、常にその実現の可能性について模索し実行することだと考えます。

2.発信する内容について「価値ある情報」に縛られない

メルマガやブログ、ソーシャルの更新が滞っているお客さんによく話しを聞くと、「わざわざ発信する価値ある情報が無い、、、」という意見をいただくことがあります。

しかしながら、新商品の発売や、イベントなど大ニュースが無くても、お客様からの無料相談を受け付けている告知や、ちょっとした自社製品の活用アドバイスや業界ニュースなど、小ネタはいくつも思いつくはずです。

自分からは価値があまり無いように思うことでも、それを求めているお客様は確実にいて、それが結果的に価値ある情報になっていることは多いはずです。そのため「価値ある情報」に対する片寄った考え方を捨て、積極的に情報発信をすべきということをお伝えしました。

勉強会のあとは懇親会もあり、8名の方にご出席いただき、多方面のディスカッションが出来たたことを合わせて報告いたします。数々の段取りをしていただいた、川崎市産業振興財団の事務局の方々ありがとうございました。

次回は、8月5日(水)18時から「どのような情報を発信するか」のテーマで、今回と同じく川崎市産業振興財団で開催しますので、会員の皆様、奮ってご参加ください。未会員の方は入会をご検討ください。

次回のNFT・広報・マーケティング研究会PR動画