中堅・中小企業はどうクラウドを活用すべきか

Googleのクラウドサービスのイベント「Google Cloud Next ’17 in Tokyo 」が都内であり参加してきました。

最近のIT系のイベントは最終日に、ネットワーキングとして主催者や参加者どうしが交流できる場が設けられていることが多いです。

この「Google Cloud Next ’17 in Tokyo 」も会場ホテルのボールルームで、クラブっぽい雰囲気の中、立食形式で行われました。
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わたしもネットワーキング交流会の際に、いままで縁もなかった他企業の方と良い情報交換の時間を持つことができました。

ところでクラウドという言葉は、今、かなり使われ方が錯綜している印象です。

わたしが何年か前に東京商工会議所のクラウドセミナーの講師もさせていただいた際に同じことを伝えたのですが、ごくごくシンプルに言うとクラウドは通常、次の3つのどれかに分類できます。

  1. インターネット上のデータ置き場(Dropbox、Evernote等)
  2. インターネット上の各種サービス(facebook、Google検索等)
  3. インターネット上の実行環境(AWS、Microsoft Azure等)

もちろん組み合わせのケースも多々あります。しかし、この大分類が今、かなりゴッチャになって語られている印象です。

ITサービスに豊富な知識がある大企業ならいざ知らず、「さあクラウドをはじめましょう!」と言われても、正直何をやったらよいのかさっぱり分かりませんという企業も多いと思います。

こういう時は、わたしをはじめとするコンサルの出番なのですが、大事なことは、まずクラウドありきということではなく、問題解決のためにどうクラウドを活用するか検討するという順序です。

逆に言えば、何が問題なのか、経営者がはっきりと自覚することです。

そして同時に、われわれコンサルは数多くの事例を把握し、特にメインとなるクラウドサービスは実際にいろいろ触ってみて、何が問題点なのか自分なりに把握する必要があります。

経営者が問題をチャンクダウンして、クラウドに詳しい専門家に相談することが、今後のビジネスの鍵になっていくことと考えます。

 

 


facebookのアカウント利用のユーザー登録について

インターネット上の新しいサービス(クラウド)について、アカウント登録のためにfacebookのIDが必要な場合があります。

以前だったら、登録フォームにこと細かく個人情報を入力させる方式がメインだったと思いますが、最近はfacebookアカウントを使って登録というのもめずらしくなくなってきました。

facebookにログインした状態で、このようなクラウドサービスのアカウント登録ボタンを押すと、通常は下記のようなアラートが表示されることが多いと思います。

ユーザーに細かい情報を入力させる代わりに、すでにfacebookに入力した情報を受けとる形です。

このようなアラートが出た場合、一般的に話をすれば、どの程度、facebookに情報を登録しているか、またfacebookがどのような使い方をしているかで、【キャンセル】と【OK】どちらを押すか、判断もわかれると思います。

しかし、今回の、このアラートに関して、もっとも注目すべきは、「友達リスト」のように、自分以外の他人の情報を渡すことでしょう。

このことについては、「マズイ!」という感覚を持つべきと考えます。

当たり前ですが、われわれの「友達」は、自分のリストがそのような使われ方をされることを望んではいませんし、渡した先がどのような使い方をするのかまったく不明です。

それにより自分自身の信用にまで傷がつくことすらあるでしょう。

クラウド活用については、顧客管理サービスのように、明確に他人の個人情報の使われ方が決定しているもの以外について、他人の個人情報を与えることについては絶対に辞めるべきと考えます。、


クラウド利用のリスク・・・セキュリティの視点から

ここ昨今は、クラウドの活用について、国の方針もあるのでしょうか?良いことばかりが語られている印象です。

そのため、ITの専門家として、リスクの面についても、いくつかお伝えしようと思います。

クラウド活用にあたって、懸念となるのは、やはりセキュリティ設定の部分です。

facebookでも、いつか話題になった中央官庁のGoogle Appsの件でもそうなのですが、自分のクラウドの設定が第三者から筒抜けになっている状態なのか、それとも堅牢に守られているのか、確認するのが難しいことが挙げられます。

一部のクラウドでは、そのセキュリティ設定が煩雑でわかりづらく、仕様が頻繁に変わることで、頭を悩ませている方も多いと思います。

このように、クラウドの最大のリスクは、セキュリティ設定の部分も含め、実に仕様がころころ変わることです。

知らず知らず情報が漏れていたということは、本当に怖いことだと思います。

そのことを常に念頭に置きながら、社内でどう使えるのか使えないのか検討することが、正しいクラウドの活用方法と考えます。